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朝鮮半島に於いても食人文化は見られ、「断指」「割股」と言う形で統一新羅時代から李氏朝鮮時代まで続いている。孝行と言う形以外で直接的に人肉を薬にする事に付いては比較的遅くに見られ、李氏朝鮮の中宗21年の数年前(1520年代)から広まっており、宣祖9年6月(1575年)には生きた人間を殺し生肝を取り出して売りさばいた罪で多数捕縛された事が『朝鮮王朝実録』に記載されている。また、韓国独立運動家の金九は自身の腿の肉を切り、病気の父に食べさせている。この民俗医療の風習は、元々梅毒の治療の為に行われたと推察できるが、後にこれらの病に留まらず不治の病全般に行われる様になり、植民地時代の昭和初期に至っても朝鮮・日本の新聞の記事の中にも長患いの夫に自分の子供を殺して生肝を食べさせる事件やハンセン病を治す為に子供を山に連れて行き殺し、生肝を抜くと言う行為が散見される。ただしこの時代の朝鮮人社会でも、すでにこのような"薬"としての人肉食は前近代的で非科学的な奇習と考えられているようになっており、一般的ではなくなっていた。当時の植民地朝鮮で施行された日本法でも禁止されている。最近で北朝鮮では飢餓のあまり人肉売買が明らかになり、闇市では通常埋葬されて間もない遺体を掘り出したり、子供を拉致して殺害し、人肉を販売している。